仕事は楽しいし、人生はまだ長い、同世代の独身者だって多いから “結婚はまだ焦らなくても平気?”
婚活ブームの裏で、情報に惑わされて婚期を逃し、結婚・出産・子育てを諦める人が年々増加ています。
恋愛・結婚を先送りして手遅れになる前に、まずは現代の結婚事情について整理してみよう!
人口減少社会を “生きる”
厚生労働省のデータ(厚生労働白書・平成25年度版)によると、現代の若者(15〜39歳)は少子高齢化が急速に進む社会で成長し、これからは人口減少社会で生きていくことになります。雇用の不安定化や所得が増えない・または減少する中で、将来不安を抱えながら社会保障の支え手となり、自助努力で相手を見つけて結婚して出産・子育てを希望するには余りにも課題の多い時代といえます。
少子化・結婚難の “背景を考える”
今、ニッポンでは出会いの場を提供するビジネスの需要が増えています。たくさんの異性と知り合える機会が増えれば、結婚のチャンスが増えると思いがちですが、晩婚化・非婚化が進んだ背景には若年層の就職難や非正規雇用者の増大、女性の高学歴化が指摘され、特に男性にとっては女性が希望するだけの安定した収入が得られないために、結婚自体を諦めている若者が増えています。
国・自治体による “結婚支援サービス”
少子高齢化による労働力や後継者不足に社会保障システムの崩壊を懸念する国や自治体による「結婚支援サービス」が全国的な広がりを見せています。若者に出会いの場と結婚のチャンスを促そうとしていますが、効果的な成果を期待するまでには至っていません。理由としては、都市部と地方とでは若者の男女数に差があること、また若者が積極的にイベントに参加しないことなどが挙げられます。
婚活協会が考える “こらからの婚活”
若者の非婚化は一時的なものや特定の地域を限定とした問題ではなく、社会の構造が大きく転換したことが背景にあります。そのため結婚を希望している若者には出会いの場の提供に限らず、結婚についての正しい情報提供と相談サービスが必要です。結婚が目的の婚活から、結婚後の幸せな結婚生活と安心して出産・子育てに関われるような社会システムづくりこそが、私たちが目指す新しい「結婚支援=婚活」です。
婚活は非営利の時代へ “その理由”
未婚の若者が多い今の時代、出会いの機会を増やしても交際から結婚まで辿り着くのは容易なことではありません。しかし「スポーツクラブ」や「エステ」に通うように、「婚活」は継続すれば必ず結果が伴うといったものではありません。1回のイベント参加で、1回目のお見合いで、結婚に至ったカップルはこれまでにも毎年誕生しています。つまり、婚活の成果とは「活動期間の長さ」や「負担した金額」とは比例しないことを私たちは知っています。だからこそ、これからの婚活は独身者から利益を得ることではなく、社会貢献事業としても『公共型サービスで支援する』ことが当たり前の時代になると考えます。
低コストで安心 & 本気で応援!
高額な費用を負担して結婚相談所や仲介サービス業者・婚活サイトを利用しても、実際の成果は期待するほど高くはありません。経済産業省のデータによると、お見合い料金の相場は、男性42.9万円・女性32.5万円に上り、成婚率は結婚相談・仲介サービス型で26.0%、データマッチング型で17.5%に過ぎません。そのため、私たちが考えるこれからの「婚活」は第一に低コストであること、そして安心して知り合える仕組みづくりです。合わせて国や自治体が、地域や企業が協力して、次代を担う若者の結婚活動をビジネスとしてではなく、本気で応援する時代が来ることを目指して、私たちは活動しています。