- 「マッチングアプリで結婚はムリ」と言われがちな理由を解説
- アプリで出会っても結婚できるというデータを紹介
- アプリでの婚活が向いていない人はその他の婚活ツールを併用するべき
「マッチングアプリで婚活を始めたけれど、結婚は無理な気がする」と悩んでいる方はいませんか?マッチングアプリに登録すればすぐに恋人ができると思っていたのに、なかなかできずに焦る人は多くいます。
じつは、マッチングアプリでの婚活には人によって向き・不向きがあります。向いていない方が無理してアプリを利用しても、なかなかうまくいきません。しかし、マッチングアプリを使って結婚する人がいるのも事実です。
この記事では、マッチングアプリで結婚できないといわれる理由や、アプリで結婚できる確率を解説します。自分にあった出会いの手段を探している方は参考にしてください。
結婚は無理?マッチングアプリで結婚できないといわれる理由
大勢の異性と出会えるマッチングアプリですが、多くの出会いがあるからこそ交際や結婚に進展しない原因も増えます。ここでは、アプリで結婚は無理・できないと言われてしまう理由を紹介します。
属性だけで相手を選んでしまいやすいから
属性だけで相手を選んでしまいがちなため、マッチングアプリでの結婚は無理だといわれることがあります。アプリでは画面上でのプロフィールや写真が第一印象になり、「雰囲気」や「話が合う」などの内面よりも、わかりやすい条件で相手を判断してしまうからです。
プロフィールを見る限り、趣味が合わなさそうだな。写真も微妙だし…
年収〇○○万円の人か…。もっとお給料の高い人がいいな
このように、相手とやり取りをする前から、印象を決めつけやすいです。少しでも条件に当てはまらないと恋人候補にしない人が多いので、なかなか出会えずに「このまま誰とも出会えず結婚もできないかも」と感じる人がいても不思議ではないですね。
目移りしやすいから
マッチングアプリのメリットは全国の大勢の人に出会える点ですが、出会いの数が多すぎて目移りすることも結婚できないといわれる理由の1つです。
気になる人を見つけたとしても、「もっといい人がいるかもしれない」「この人よりあの人のほうが素敵だったな」などと目移りしていては、最終的にどのような人がいいかわからなくなります。
多くの出会いがある分、自分の理想像や求める条件をはっきりさせておかないと、アプリ会員の異性から1人を決めきれないでしょう。
出会い探しの場でしかないから
マッチングアプリは、多くの異性との出会いの場を提供してくれる場所です。しかし、アプリは結婚までのサポートが手厚いわけではないので、あくまで「出会い探しの場」でしかありません。
気になる相手と距離を縮めて交際に発展させ結婚するには、自分の力が必要です。「異性へのアプローチの仕方がまったくわからない」や「デートに誘った後の流れがわからない」といったタイプの方は、マッチングしても相手と距離を縮められずに時間が過ぎることもあるでしょう。
しかし、一部の有料アプリや追加オプションを使った場合、コンシェルジュサービスを利用できる場合もあります。積極的な異性へのアプローチに不安があるという人は、始めからこういった付帯サービスのあるアプリを選ぶと良いでしょう。
身元がわからない相手に不安を感じるから
マッチングアプリで出会った相手は身元が分からないため、不安を感じて交際や結婚に発展しない場合もあります。アプリ上で出会いメッセージ交換をしていても、相手が本当に実在するのか?・職業や年収といった身元は真実か?など、不安を感じる部分は多いでしょう。
多くのマッチングアプリでは、登録時に本人確認を徹底しています。しかし、アプリ上に記載している職業や年収に、嘘をついていないかどうかまで細かく証明する術はありません。
直接会って話を聞き、少しずつお互いについて話しながら信じる時間が必要なため、その時間が面倒だと感じる人もいるでしょう。相手の身元がわからないことが原因で不安を感じている方は、独身証明書や年収証明書を提出できるアプリを利用してみてください。
マッチングアプリで出会って結婚は無理じゃない!データでわかる結婚の確率
「マッチングアプリでの結婚は無理かもしれない…」と感じている方は、アプリを利用して結婚した人がどのくらいいるのか気になるのではないでしょうか。
そこで、アプリを利用して結婚した人の割合を紹介します。
婚活サービスを使って結婚する人は増えている
株式会社リクルートの調査によると、直近20年間における婚活サービスを使って結婚する人の数は年々増えています。
婚活サービスの内容は、「結婚相談所」「ネット系婚活サービス」「婚活パーティー・イベント」の3つです。なかでも、マッチングアプリや婚活アプリが含まれるネット系婚活サービスの利用者が最も多く、この10年で利用者が6倍ほどまで増加している、という結果でした。
ネット系婚活サービスを使って結婚する人は多いというデータから、マッチングアプリで出会って結婚するのはけして無理ではないと考えることができます。
ほかの婚活方法よりアプリで結婚した人の割合が多い
同じく株式会社リクルートの調査によると、結婚相談所・知人の紹介・習い事などの方法より、アプリで結婚した人の割合が一番多いという結果でした。
アプリを利用して結婚した人の割合は、2019年~2021年の間にも約8%ほど上昇しています。この結果から、アプリで出会って結婚するのは珍しいことではないとわかります。
婚活アプリが向いている人・向いていない人
婚活アプリでの出会い探しがうまくいかず悩んでいる方は、婚活アプリが向いていない可能性があります。
- 向いている人:自分と相性が合う相手がわかる人
- 向いている人:積極的に恋愛できる人
- 向いていない人:高望みしすぎている人
- 向いていない人:プライドが高い人
- 向いていない人:自分磨きに興味がない人
ここでは、アプリでの婚活が向いている人、向いていない人の特徴をそれぞれ解説します。
向いている人:自分と相性が合う相手がわかる人
自分と相性の良い異性のタイプがわかる人は、婚活アプリが向いています。理由は、多くの異性のなかから自分に合う人をスムーズに見つけられるからです。
婚活アプリに登録すると、毎日大勢の異性との出会いのチャンスがあります。多くの相手にいいねされたりメッセージ交換をしたりすると、誰とデートしようか・付き合いたいかがわからなくなる場合もあるでしょう。
自分と合うタイプがわかる人は、複数の恋人候補が現れたときに自分に合う人を選べます。
向いている人:積極的に恋愛できる人
積極的に恋愛できる人も、婚活アプリが向いているでしょう。
婚活アプリは、結婚相談所などのサービスと比較して、恋愛がうまくいくようなサポート機能が少ない傾向にあります。気になる相手にアプローチする、自分に興味を持ってもらえるような工夫をするなど、すべて自分で考えて行動する必要があります。
そのため、受け身にならずに積極的な恋愛をできる人は、アプリでの恋人探し・結婚相手探しに向いているでしょう。
向いていない人:高望みしすぎている人
高望みしすぎている人は、婚活アプリに向いていないでしょう。なぜなら、高望みしすぎる人は条件だけで人を判断するため、出会いの幅を狭めている場合があるからです。
「年収は〇円以上でないと嫌だ」「身長が〇センチ以上は絶対」などと高望みしすぎていると、多くの人との出会いを無駄にする可能性があります。ある程度の条件を決めることは大切ですが、条件が多すぎると素敵な人を逃すかもしれません。
向いていない人:プライドが高い人
プライドが高い人も、婚活アプリは向いていないでしょう。
「自分から相手にアプローチするのは嫌だ」「自分には〇〇くらいのレベルの人が合う」などと考えている人は、素敵な相手を逃している可能性があります。
マッチングアプリでしっかりとプロフィールを作成し、毎日ログインすれば自然と出会いは訪れます。しかし、プライドが高いと選り好みしすぎてしまい、誰とも交際に発展せず時間が過ぎることもあるでしょう。
向いていない人:自分磨きに興味がない人
自分磨きに興味がない人は、婚活アプリでの出会いに向いていません。結婚はしたいけれど自分磨きは後回しにしていると、異性から魅力的だと思われないので注意が必要です。
自分が相手に求める条件があるように、異性にも求める条件はあります。「写真より素敵だな」「一緒にいて楽しいな」と思ってもらえるよう、自分磨きをして魅力を高める努力をできる人は、アプリで出会いを見つけられるでしょう。
【体験談】マッチングアプリで出会うと幸せになれない?実体験を紹介
どのような出会い方でも、幸せになれる人・なれない人はいます。そのため、マッチングアプリで出会って結婚したから幸せになれない、とは一概にいえません。
ここでは、アプリでの出会いによって幸せになれた人・なれなかった人の体験談を紹介します。実体験を垣間見ながら、アプリで出会うという選択肢の参考にしてください。
幸せになれなかった人
マッチングアプリでマッチング後3週間で入籍し、2ヶ月で離婚した、あすかと申します。
よろしくお願いします。
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コロナ禍の3年間で、アプリ婚活開始、出会い、交際、結婚、離婚を一巡した。全て無かったことにするか…
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上記のように、マッチングアプリで結婚に漕ぎつけて幸せになれなかった人の多くは、早々に離婚を経験している印象を持ちました。スピード離婚となってしまう要因の多くは、婚前に互いの価値観や考え方、未来についての認識を深められなかった…というものがあります。
アプリだから上手くいかなかった、のではなく、アプリから始まった出会いだからこそ、もっと深く相手のことを理解してから結婚するべきだったというケースは多いのではないでしょうか。
幸せになれた人
私はアプリで知り合って結婚しました。会った時の印象は最悪だったけど知るうちに好きになって、今は子どもを可愛がってくれる優しいパパで結婚して良かったって思ってます!いつも漫画楽しく拝見してます☺️これからも応援してます!
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アプリで出会って結婚したからって離婚率とか幸せになれるかとか変わらんと思うけどな
そんな私も今の旦那さんはマッチングアプリで知り合った人なのだから
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上記のように、アプリで出会って結婚した末に幸せを感じている人もいます。幸せになれなかった方の体験談の裏返しでもありますが、やはり「相手を深く知る(それから結婚生活を考える)」ということの重要性は高いように感じます。
加えて、2020年にテレビ番組「林先生の初耳学」が、マッチングアプリ運営会社に協力をもらいながら、アプリでカップルになった1万人以上に”その後”を聞くアンケート調査を実施しました。その調査においては、「ほかの出会い方で結婚したカップルより、マッチングアプリで結婚したカップルのほうが、離婚率が低い」という結果も出ています。
マッチングアプリで結婚を叶えるための3つの方法
マッチングアプリで結婚を叶えたいなら、ぜひ以下の3つの方法を実践してみてください。
- 理想の相手を明確にしてから出会いを探す
- 相手の結婚の意思に注目して出会いを探す
- ほかの婚活方法と並行してアプリを使う
それぞれの方法を解説していきます。
1.理想の相手を明確にしてから出会いを探す
1つ目の方法としては、「仕事に一生懸命な人が良い」「明るくてよく喋る人が良い」…といったように、理想の相手を明確にしてから出会いを探す方法がおすすめです。理想の相手をはっきりさせておくと、多くの異性に目移りせず当てはまる人にアプローチできるからです。
理想の相手を明確にしないままアプリを始めると、出会いの数が多すぎて誰とマッチングすればいいのかわからなくなります。そのため、アプリでどのような異性と出会いたいのか考えることが大切です。
2.相手の結婚の意思に注目して出会いを探す
マッチングアプリで結婚を叶えるための2つ目の方法は、相手の結婚の意思に注目して出会いを探すことです。なぜなら、アプリ利用者のなかには「結婚の意思はないが恋人は探している」という人もいるからです。
検索する際に「結婚への意思」を選択できる場合は、相手が何を選択しているかチェックしてみましょう。「わからない」「相手に合わせる」などと回答している人は、結婚願望が低い可能性があります。
マッチングしてメッセージ交換をしているなかで「私は結婚願望があるのですが〇〇さんはありますか?」とはっきり聞く方法もおすすめです。
3.ほかの婚活方法と並行してアプリを使う
3つ目の方法は、ほかの婚活方法と並行したりマッチングアプリを掛け持ちしたりすることです。2~3つのアプリを並行して使うと、出会いのチャンスが増えます。
女性は無料で使えるアプリが多いので、アプリと並行してほかの婚活をするのもおすすめです。マッチングアプリで出会いを探しながら、合コンや婚活パーティーに参加してみましょう。並行して出会いを探したほうが、短期間で理想の相手と出会える可能性が高くなります。
ただし、複数の出会いのツールを利用するのはそれだけコストが大きくかかってしまいます。金銭的に余裕がああり、かつ1つのアプリだけではなかなかうまく出会えない、という人は、次項で紹介するような他ツールの併用も視野に入れてみましょう。
マッチングアプリで結婚できないと感じる人におすすめの婚活方法
「努力しているのに、アプリでは全然いい相手に出会えない」
「マッチングアプリで結婚できるイメージが湧かない」
このように感じている方に、その他の婚活方法についても解説します。「もうそろそろアプリをやめようか」と悩んでいる方は、以下の方法も検討してみてください。
結婚相談所
結婚相談所に入会すると、担当のスタッフが入会から成婚までサポートしてくれます。サポート量が多い分料金は高いですが、恋愛経験がなくて異性とどのように交流すればいいか分からない方におすすめです。
また、結婚までの計画を専任のアドバイザーと一緒に立ててから婚活を始めるため、目標を持って活動できます。マッチングアプリのように条件検索で相性の良い相手を探す方法のほか、担当のアドバイザーによる紹介精度もあります。
自分でお相手探しできない方にも、結婚相談所は向いています。計画的に婚活し、なるべく早く結婚したい!という人は利用を考えてみましょう。
婚活パーティー・イベント
婚活パーティーや婚活イベントは、初対面で会話できるので相手の雰囲気を知ることができます。
マッチングアプリでは相手がどのような人か第一印象がわかりにくいので、相手の雰囲気や直接会ったときの相性を重視するなら婚活パーティーがおすすめです。
婚活パーティーやイベントには例えば、「30代女性 × 男性公務員」や「アニメ・漫画好き限定」といったさまざまな参加条件のイベントがあります。条件が細かく定められているイベントに参加すれば、理想の相手と出会える可能性が高くなるでしょう。
SNS婚活
InstagramやYoutubeを使って気になる相手にアプローチし、交際や結婚を目指す方法もおすすめです。SNSは相手の好みや趣味がわかるので、事前にどのようなタイプの相手かわかるメリットがあります。
「自分と趣味や好みが合いそう」「外見がタイプだから話してみたい」など、さまざまなきっかけで出会いにつながる可能性があるでしょう。
しかし、SNS婚活はマッチングアプリと同様に「相手の素性がわからない」というデメリットもあります。また、アプローチしても相手から返信が来るとは限らないため、出会いにつながらない場合もあると理解したうえで、ほかの婚活と併用するのがおすすめです。
マッチングアプリで結婚は無理だと感じる人によくある疑問
最後に、マッチングアプリで結婚は無理だと感じる人によくある疑問を3つ紹介します。
Q1.マッチングアプリで結婚できないのは選びすぎているから?
結婚ができないのは、あなたが「相手を選びすぎているから」というのも1つの可能性としてあります。アプリに限らず、自分の理想にすべて当てはまる相手に出会える確率はとても低いです。
少しでもいいなと感じる人とはマッチングやメッセージ交換をし、相手を知る努力をしてみてください。はじめはあまり興味を持てない相手でも、メッセージ交換やデートを重ねるうちに相手の魅力に気づくこともあります。
Q2.「マッチングアプリをやめて良かった」と思うのはどんな人?
マッチングアプリをやめて良かったと思うのは、「どれだけ頑張っても良い出会いがなかった人」や「アプリで出会った相手との恋愛がうまくいかない度にストレスを感じてしまう人」などがいます。
マッチングアプリで出会うためには、魅力的なプロフィールを作ったり相手を楽しませるような会話を心がけたりすることが大切です。
しかし、なかにはどれだけ努力しても報われず、いつも恋愛がうまくいかない方もいます。相手からの返信を待ったりいいねが来ないことに落ち込んだりする時間にうんざりする人は、マッチングアプリをやめてほかの婚活方法を試すほうがよいかもしれません。
Q3.恋愛経験が少ないとマッチングアプリでの結婚は無理?
無理ではありません。マッチングアプリ利用者のなかには、恋愛経験が少ない人・恋愛経験問わず相性の良い相手を探している人も多数いるからです。
恋愛経験が少ないことをネガティブに捉えて、自信をなくす必要はありません。プロフィール文やメッセージの送信内容にアドバイスをくれるマッチングアプリもあります。異性との交流が不安な方も、まずは一度マッチングアプリに登録してみてください。
まとめ
- 「マッチングアプリで結婚はムリ」と言われがちな理由を解説
- アプリで出会っても結婚できるというデータを紹介
- アプリでの婚活が向いていない人はその他の婚活ツールを併用するべき
マッチングアプリでなかなか理想の人に出会えないと、結婚は無理だと感じてしまうでしょう。しかし、世の中にはマッチングアプリがきっかけで出会い結婚したカップルは多数います。
数ヶ月マッチングアプリを利用しているのに良い出会いがない方は、理想の相手を明確にする・相手の結婚の意思に注目するなどの方法を試してみましょう。
もし、マッチングアプリでの婚活が自分には合わないと感じたら、ほかの婚活方法と並行するのもおすすめです。マッチングアプリで出会いを探しつつ婚活パーティーや合コンなどに参加すると、出会いの幅が広がって結婚したい相手が見つかるかもしれません。